皆さんは「ニンジン」は好きですか?
私は小さい頃から苦手でした。
生のニンジンの味は好きなのですが、火が通ると苦手な味になります。
火を通すことで、どうしてあんなに味が変わってしまうのでしょうね。
でも、ニンジンジュースは飲めます!
ジューサーで作るニンジンジュースはとても甘くて美味しいです。
最近、ニンジンは物凄い健康に良い食べ物だったことを知りました!
今日は、そんなニンジンの凄いパワーについてお伝えします!
血と津液を補う
ニンジンは脾の働きを高めます。
脾は胃と協力して飲食物の消化・吸収を行い、栄養物質を作り出しています。
そして、この栄養物質から血や津液(体液)が作られています。
ですから東洋医学的に言うと、ニンジンを食べることで
- 消化不良を解消する
- 胃もたれ、食欲不振の改善
- 体力不足の改善
- めまい、生理不順、爪の変形の改善
- 目のかすみ、目の疲れ、充血の改善
が期待できるということになります。
「脾のはたらき」の詳細については別に記事にしてありますので、そちらを読んでみてください。
ニンジンの成分・効能
βーカロテン
カロテンはニンジンの根から抽出された色素で、カロテン(Carotin)の語源はCarrot(キャロット)、つまり「ニンジン」からきています。
にんじんにはこのカロテンが豊富に含まれています。
特にβーカロテンは活性酸素を除去し、免疫力を増強します。
ですから、βーカロテンを多く含むニンジンやカボチャなどをたくさ食べている人には、ガンや心臓病が少なく、老化するのも遅いと言われています。
また、βーカロテンの摂取を多くするとガンが縮小したり、白血球の活性が増すこともわかっており、逆を言うと、体内のβーカロテン量が少ない人は様々な病気にかかりやすいということが言えます。
ちなみにカロテンは視力の回復、眼病、皮膚病や肌荒れに効果があります。
人体に必要なミネラル・ビタミンが含まれている
ニンジンには、人体に必要なミネラル・ビタミンが含まれています。
ビタミンA・C・Eはもちろん、乳酸菌増殖因子である、葉酸・ビタミンBxなども入っています。
ミネラルでは、強力な浄化作用を持つイオウ・リン・塩素などが含まれているので、体内の浄化する働きをしてくれます。
コハク酸カリウム塩
ニンジンに含まれるコハク酸カリウム塩は、血圧を下げる作用や有毒な水銀を体内から排出する作用があります。
タンパク質
タンパク質は肉や魚・卵にしか含まれていないと思いがちですが、実は植物にも含まれています。
ニンジンの中にも少量ですが、肉や魚や牛乳などよりもずっと質の良いタンパク質が含まれています。
体内の毒素を排泄する
ニンジンにはビタミンA、B1、B2、C、Pのビタミン類や、ヨード、カルシウム、マグネシウム、イオウ、塩素などのミネラル、そして、βーカロテンなどのファイトケミカルが含まれています。
ファイトケミカルとは、植物が持っている化学物質のことで、例えば、ブルーベリーなどにある「アントシアニン」やお茶などに入っている「カテキン」などのことです。
植物は一生同じ場所で生きていかなければならないため、様々な環境や状況(有害物質や毒など)から身を守るために、植物の体内でそれらを無毒化する化学物質を作ります。それが「ファイトケミカル」です。
野菜や果物のファイトケミカルは、人体に取り入れられた場合、健康増進効果や抗病効果があることが明らかになっています。
ニンジンに含まれているこれらのビタミン・ミネラル・ファイトケミカルによって、体内の排毒が起こります。
免疫力増強・健康増進・病気予防と治癒
ニンジンにはステロイド様ホルモンが含まれています。
副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの働きは、
糖・タンパク質・脂質の代謝、抗アレルギー・抗炎症作用、強心作用、運動・知覚・精神機能の活性化、骨格筋の筋力維持などの働きをします。
つまり、ニンジンに含まれているステロイド様ホルモンも、上記と同様の働きをするので、
ニンジンは免疫力の増強や健康増進、病気の予防と治癒へとつながるということです。
ニンジンの効果的な摂取方法
ニンジンを摂取するには「ジューサー」をオススメします!
食物繊維も一緒に飲んでしまうと、上記で説明した成分の吸収が悪くなるからです。
ニンジンの成分をしっかり体内に吸収させるためにもジューサーで作るニンジンジュースを飲むのが良いようです。
ニンジンジュースの作り方
- ニンジン 3本(約400g)
- リンゴ 1個(約250g)
- レモン 1/2個(レモンはなくても良いです)
1)材料を洗います。ニンジンやリンゴは皮を剥かずによく洗って直接ジューサーにかけます。ですから、無農薬のものを使うのが良いのですが、そうでない場合は皮を剥いて作ってください。
2)材料をジューサーにかける。
3)ニンジンジュースは酸化しやすいので、作ったら直ぐに飲みましょう。もし、直ぐに飲めない場合は、レモンを入れておきます。
ニンジンジュースの後始末・・・
ニンジンジュースをジューサーで作ってみると分かるかと思いますが、コップ一杯のジュースを作るだけでも、大量のニンジンカスが出てしまいます。
ほとんどの成分が出てしまっているとはいえ、もったいないので、私は様々なものに入れて使っています。
使用例
- ニンジン寒天ゼリー
- にんじんジャム
- 手作りパン
- カレー
- パンプキン・キャロットスープ
- にんじんクッキー
- キャロットケーキ などなど
皆さんも、いろいろなニンジン料理にチャレンジしてみてください!
知っ得!
良いニンジンの選び方についてお伝えしますね!
ニンジンは頭の部分の切り口が小さいものを選ぶと良いですよ。
切り口の円の大きさは、果肉の芯の部分の太さに比例しています。
芯は色も味も薄く、あまり甘くないので、円が小さい方が良いということです。
オススメ
ジューサーもないし、あったとしても、毎回ジュースを作るのは大変という人は、
無添加・無加糖・無加水で作られた、農薬・化学肥料不使用で作られたニンジンを使用した
ニンジンジュースの定期便をオススメいたします。
人参だけではなく、リンゴやレモンも入っています。
気になる方はチェックしてみてください!
ジューサーでニンジンジュースを作りたい方は無農薬ニンジンや無農薬リンゴをお勧めいたします。