前回、「肩こりの原因と要因」についてお伝えしました。
今回は私がオススメする「肩こり解消法3選」です。
実は私はよく肩がこります。
要因は様々で、コーヒーの飲み過ぎ、寝不足、苦手な香りを嗅いだ時、肩幅の狭い服を着た時など、突然、首筋が張って、肩がこり出して、頭痛がして、最後には気持ちが悪くなります。
そのような時に少しでも症状が改善する方法はないだろうかと、ストレッチやマッサージの本を読んだり、動画を見たりしてその通りにやってはみるのですが、一瞬良くなったような気はするのですが完全には良くならず、結局、横になったり早めに寝たりしてしのいでいました。
しかし、私は鍼灸師です。そんな時は自分を実験台にして色々試してみようと思いやってみた結果、私の肩こりからくる頭痛や気持ち悪さに効果があったのが下記の3つでした。
お灸
はりきゅう院に行けば、肩や背中など自分が一人でできないツボに灸をしてくれて肩こりを改善してくれるとは思うのですが、今回は一人でもできるお灸をお伝えします。
お灸のやり方や注意点などは「お灸の効果と使い方」というブログを読んでみてください。
ここでは肩こりに効果的なツボをお伝えします。
合谷(ごうこく)
後渓(こうけい)
曲池(きょくち)
足三里(あしさんり)
崑崙(こんろん)
足臨泣(あしりんきゅう)
これらのツボなら一人ででもお灸をすることができます。肩がこっているからと言って、必ず肩にお灸をしなければならない訳ではありません。今回ご紹介しているツボは肩やその周辺と経絡でつながっており、肩から遠い足にお灸をしても肩に影響があります。
これが東洋医学の凄いところですね!
耳ツボ
耳ツボも肩こりにはとても良く効きます。
これも道具さえあれば一人でやることが可能です。
耳ツボについてはこちらの記事をご覧ください。
耳ツボは下に載せてあるもので行うことができますよ!!
腕振り
これは気功の「せい手」というものを少し自己流にしたものです。
腕を前方・後方・回転させる動きです。
- 腕は真横に下げ、真っ直ぐ立ちます。
- 足は肩幅に開き、軽く膝を曲げます。
- 手のひらを正面にして腕を前方90度くらいに振ります。
- 重力に任せてそのまま手を下ろして、今度は後ろに腕を振ります。この時、手のひらは後ろに向けます。
- 腕を後ろに振る際にはなるべく肩や肩甲骨が上にあがるように大きく振ります。
- このように腕を前方・後方に大きく振る動作を5〜10分間行います。
- 次は体を一本の軸と見て、腕を体に巻きつけるように回転させます。
- この時、顔は正面を向けたままで腕と一緒に動かさないように気をつけてください。
- この動作も5〜10分間行います。
- 少しずつ回転の速度を落として、ゆっくりと終えます。
最初は手が冷たくなったり、腕がだるくなったりするかもしれませんが、10分くらい続けていると、だんだん肩周りが温かくなり、終わる頃には頭痛や胸の気持ち悪さがなくなっています。
ストレッチやマッサージでは一時的には良くなったりしますがすぐに戻ってしまいます。
しかし、この腕振りはやったあとはしばらく体が楽になります。肩がこったと感じた時に行うのも良いですが、毎日やると肩こりが解消されていくと思います。
ただ、効果の出方には個人差があり、万人に効果がある訳ではありませんのでご了承ください。
でも、試す価値はあると思います!!