
こんにちは!
みなさんは「三脈の法」というのをご存知ですか?
これは24時間以内に起こりうるかもしれない危険を知るための方法です。
今回はこの「三脈の法」についてご紹介します!
きっかけ
私が「三脈の法」を知ったのは、鍼灸師になる前に購入した書籍『鍼灸の挑戦』を読んだ時です。
この本の中に「三脈の法」の話が載っていて、大変興味深く記憶に残っていました。
もう10年以上も前に読んだので詳細は忘れましたが、私の記憶に残っている内容は、
「昔、一人の鍼灸師がある村を訪れ、村人の脈をみたところ、どの村人もみんな「死脈」で、その鍼灸師は今すぐここを離れなければならないと思い、急いで村を出た直後、その村に災害が起こって(なんの災害だったか忘れました・・・。)村人がみんな亡くなってしまった。」という内容です。(多少違う部分もあるかもしれませんが、このような感じの内容でした。)
その鍼灸師が診た「死脈」というものを判別する方法の一つが、これからご紹介する「三脈の法」です。
死脈
人間に生と死があるように、脈にも生脈と死脈があります。
「死脈」とは、生命力(正気)の極度な衰退や消散を示す危険な脈象のことで、重篤な病態や死の予兆とされます。脈が触れない、乱れて消える、間隔が不規則に途切れるなどの特徴を持ち、治療が極めて困難または不可能と判断されることがあります。
私は実際には「死脈」に触れたことはないのですが、書籍で解説されている死脈というものをいくつかお伝えします。
*これからお伝えする「死脈」は「三脈の法」とは関係ありません。
七死の脈
1)解索脈(かいさく)
解索とは索(太い縄)を解きほぐすことで、脈状を索にたとえています。この脈は比較的筋層の上部にあって、脈動が速く、指を少し圧すると指の下に散々と散乱したり、あるいは集まって索状となったり、あるいは散解したりする脈のことで、五臓の氣が絶し、腑力のみの脈動であることを現している脈のことです。
2)魚翔脈(ぎょしょう)
魚翔とは、魚が尾を左右に動かして泳ぐことです。皮膚にある脈で、脈が指に触れ来るのが遅くて脈動があまり感じられないが、指から去っていくときは脈動が断続状になりながら速くなる脈です。これは、魚が泳ぐとき魚体自体の動きは少ないが、魚尾の方だけがうごいちるのに似ていることから魚翔と名付けられました。
3)釜沸脈(ふふつ)
釜の中でドロッとしたあつものの汁をブクブクと沸騰させたような感じの脈状です。皮膚と筋肉の間にあり、割合と躁状で、定まった拍動をしない脈です。
4)蝦遊脈(かゆう)
蝦遊とは、カエルが水面に浮遊したり、水中に潜入したりして遊泳している意味です。この脈は皮膚にあって、細く長く感じられ、指に触れ来る脈状は遅く、指から離れ去る脈状は比較的速く感じられます。
5)屋漏脈(おくろう)
屋漏とは、屋根裏から雨水が漏れ落ちる意味です。この脈は、筋肉の間に脈動を感じ、二呼吸に一動打ってしばらく止まり、また一動するといったように、数や調子の定まらないものです。
6)雀啄脈(じゃくたく)
雀啄とは、雀が餌をついばむ意味です。この脈は筋肉の間にあって、指の下に触れる感じは、性急に三〜五動打ち、それからしばらく止まり、また再び三〜五動続けて打つものです。
7)弾石脈(だんせき)
弾石とは、石の硬さに弾き返される様を表現したものです。この脈は、筋肉の間にあって、指に触れ来る時には硬く、よく診ようとすると散じ、指を圧しても、指を挙げても強く集まり来る脈です。

死脈は他にもありますが、普段の生活の中でこの死脈を判別するのは難しいものがありますよね。
ただ、これらの死脈とはちょっと種類が違いますが、自分の身に危険が迫っていることを教えてくれる脈診術が「三脈の法」です。
三脈の法
それでは、「三脈の法」のやり方と危険の回避方法についてお伝えしていきます。
方法
1)片手で首にある左右の頸動脈に触れます。一つの頸動脈に親指を当て、もう一つの頸動脈に残りの指を当てます。(左右の頸動脈の拍動を感じることができるように指を当てて下さい。)
2)もう片方の手で、首に当てている側の手首の動脈(橈骨動脈)に触れます。示指・中指・薬指の三本の指で触れるとわかりやすいと思います。

3)二つの頸動脈と手首の橈骨動脈の拍動を感じてください。この三つの脈が揃って拍動していれば問題ありません。ただ、一つでも拍動がずれていたらそれは「死脈」となります。
もし拍動が一致していない場合
24時間以内に生命に関わる危険が起こる可能性があると言われています。
もし、脈の乱れが自分一人だけなら、自分自身への危機や病気の兆候を示しており、自分の周囲にいる人の脈も乱れていた場合は、複数の人を巻き込む事故や災害などが起こる可能性があることを示しています。
回避の方法
もし三脈がズレていた場合
- 計画を変更する。
- その場を離れ、三脈が揃う場所まで移動する。
- 乗ろうとしていた乗り物に乗るのをやめる。
- 旅行を中止する。
など、やろうとしていたことを止めてみて下さい。そして、三脈が揃うような決断・行動をして下さい。
注意
この「三脈の法」は科学的な根拠は全くなく、昔からの言い伝えのようなもので、命や結果を保証するものではありません。
脈が乱れていたから旅行をやめた、飛行機に乗らなかった・・・など、何かしらの行動をとったとして、その後にその行動が正しかったかどうか判別のしようがなく、キャンセル料だけ請求されたなどが起こったとしても、それは全て自分の決断の結果として受け止めてください。
ですから、「三脈の法」の行動結果は自己責任でお願いします。
感想
私はこういう言い伝えは結構信じる方なので、最近は毎日「三脈の法」で脈を確認しています。
なぜなら、2025年は変革の年とか、大災害・大災難が起こる年などと都市伝説界隈では言われているからです。(個人的には何もないと思ってはいるのですが・・・。)
ただ、今年に限らず、今は何が起きても不思議ではない時代に入っている気がするので、脈が乱れていなければ、とりあえず24時間は安心だと思うと、気持ちが軽くなります。
嘘か本当かはわからない言い伝えですが、潜在意識はきっと私たちの身に起こることをあらかじめ知っていると思うので、それが前もって脈に現れるということはあり得る話だと私は思っています。
もし良かったら、皆さんも「三脈の法」を活用してみて下さい。
信じるか信じないかは、あなた次第です!