鍼灸治療って?

鍼灸
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momo
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皆さんは鍼灸治療を受けたことがありますか?

はり・きゅうと聞いてイメージするのは、
きっと、「痛い・熱い・怖い」 なのではないかと思います・・・。

確かに、 体に鍼を刺せば、痛い時もあります。(毎回痛いわけではありません。)
お灸をすれば、熱い時もあります。(毎回熱いわけではありません。)
鍼を刺される、熱い思いをする、と考えたら恐怖心も沸いてくるでしょう。

けれど、施術方法にもよりますが (施術方法は施術者の数だけあるので・・・)
鍼灸治療は皆さんが思っているほど 痛くも熱くも怖くもありません!!

ただ今回は、 鍼灸治療の方法やなぜ効果があるのかなどの説明ではなく、
そもそも鍼灸治療って何なのか?
ということについてお伝えしたいと思います。

東洋医学・ツボ・鍼灸院のつながり

私は鍼灸師になる前まで、
東洋医学という言葉は聞いたことがあったし、
ツボにも少し興味があったし、
鍼灸院の存在も知ってはいたのですが、
この三つ全てが繋がっているということは知りませんでした。


ツボの考え方は東洋医学からきていることも知らなかったし、
鍼灸師はツボを使って施術をしていることも知らなかったし、
鍼灸治療は東洋医学の一つだということも知りませんでした。


あるセミナーを受講していた時、
東洋医学の話や経絡・ツボ・脈診の話になり、
そのセミナーの講師の人が
「鍼灸師は脈診をしてその人の体の状態を把握し、 ツボを使って鍼と灸で病気を治している。」
と話していて、


そこで初めてこの三つがつながり、
鍼灸師ってかっこいい!!」
「東洋医学って凄い!!」
鍼灸師になりたい」と思ったのでした。

ツボって何?

よく「ツボ」という言葉を 耳にしたことがあるかと思いますが、
東洋医学で「ツボ」というのは 「経穴」「奇穴」「阿是穴(あぜけつ)
のことで、 これらを合わせて「腧穴(しゅけつ)」と言います。


体には「」を巡らす目には 見えない通路が14本存在し、
これを「経絡」と呼んでいます。
「気」はこの「経絡」を通って 臓腑や皮肉筋骨などに気血を巡らせ、
体の生理活動を維持していると東洋医学では考えられています。

経絡についてはこちらの動画をご覧ください。



そして、その経絡の通路上に 「経穴」というものが存在し、
この経穴は361穴あると言われています。
また、経絡上にないツボのことを 「奇穴」と呼んでおり、
奇穴だけでも1500穴以上あると言われています。
阿是穴」とは圧痛点のことで名称や部位が定められている訳ではありませんが、
病態に応じて圧痛などの反応が出て、それが治療点となる場所です。


そして、これらのことを 一般的に「ツボ」と呼んでいます。

「気」

そもそもこの「ツボ」というものは 何なのかと言いますと「」が出入りしている所です。


」について簡単に説明しますと、
万物全ては「気」からできており、 生きていくための原動力になるものです。


この「」がなくなることはすなわち「死」を意味していて、
「気」は経絡上を巡ったり、 経穴から出たり入ったりしながら、
身体・生理・精神活動を維持しています。


なので、体の不調や病気の原因は経絡がつまって気の巡りが滞ったり、
経穴が塞がって気の出入りが悪くなったりするからであると
東洋医学では考えられています。


そして、
ツボに鍼を打ったりお灸をしたりして、
経絡のつまりを解消したり、
ツボの働きを改善させるのが鍼灸治療なのです。

鍼灸治療

日本で鍼灸治療と言ったら肩凝り・腰痛・膝痛など、
整形外科的な疾患だけに効果のあるものというイメージがあると思いますが、


私の施術経験や友人の施術経験から、
肩こり・腰痛・膝痛・ぎっくり腰以外にも、
めまい・むくみ・冷え・頭痛・頻尿 ・逆子・安眠など様々な症状に効果が出ています。



もちろん効果の出方は人それぞれで、
ぎっくり腰だとその日で治ることもありますが、
慢性的なものはやはり時間がかかり、
数ヶ月、数年、鍼灸治療を継続することで良くなっています。


何をするにもそうですが、
すぐに結果が出ることを期待せず、
気長に継続することがとても大切です。


現在、様々な鍼灸院があります。
鍼をしてから電気をかける治療院、
脈診をして鍼を刺さずに接触鍼だけで行う治療院、
刺すけれど電気はかけない治療院などなど、

ご自分に合った治療院を見つけて、
鍼灸治療を体験してみてください。


できれば、長く通って健康な体作りをしてください。

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