こんにちは。
今回は帰経が膀胱経と腎経の食べ物とその食材を使った簡単レシピをご紹介します。
帰経(きけい)とは
食べ物には「帰経(きけい)」と言って、食材や生薬が体のどの臓器に作用するかを示すものがあります。
帰経は食材や生薬によって複数あります。
例えば、大豆の帰経は「脾経・胃経・大腸経」、百合根の帰経は「肺経・心経」というようなことです。
食材や生薬が、どの経絡に作用するのかを示すものが「帰経」です!
帰経が膀胱経の食べ物
帰経が腎経の食べ物
ここでいう「塩」とは、精製されていないミネラル豊富な粗塩のことです。
精製されている塩はミネラルがほとんど取り除かれて、塩化ナトリウム純度が高いので、精製された塩を多く摂取すると逆に体に良くありません。
下記にオススメの天然塩を載せておいたのでチェックしてみて下さい。
また、醤油も国産丸大豆で造られている醤油を摂って下さい。
スーパーで売られている醤油の原料のところを見てみると「脱脂加工大豆」とある醤油があります。これは、大豆から油を絞った残りかすのことで、しかも、その残りかすから油をとるために薬品を使って脂肪を分離させています。
ですから、なるべくなら丸大豆で造られていて余計なものは入っていない醤油、そしてもう一つ欲を言うなら、伝統的な醸造方法で熟成されて造られたものを選ぶと良いですよ。
レシピ
ほうれん草の黒胡麻和え
1)ほうれん草を洗います
ほうれん草を洗って、根元の太い部分は切って火が通りやすくします。
2)ほうれん草を茹でます
鍋に水を入れて沸騰させます。
沸騰した湯に、根元からほうれん草を入れます。この時、根元を入れて3秒ほど止めて葉の方まで入れていきます。上下をひっくり返して数秒茹でます。
ほうれん草がしんなりとするまで茹でますが、数秒から十数秒で良いです。
茹で終わったら、すぐにザルにあけ、冷水につけます。冷水が温まったら取り換えて、ほうれん草を冷やします。
3)ほうれん草を絞る
ほうれん草の根元を持って、下に絞っていきます。(詳細は動画をご覧ください)
今回は使用していませんが、巻き簾を使って絞ると、とても綺麗にほうれん草を絞れるようです。
絞ったほうれん草を3センチほどの長さに切っていきます。
4)黒胡麻をする
黒胡麻をすり鉢で擦ります。
全体的に擦り終えたら、醤油・砂糖・切ったほうれん草を入れて和えます。
ほうれん草
ほうれん草の帰経は「肝経、胃経」です。
ほうれん草は涼性の食べ物で、体内にこもった熱を鎮めてくれたり、血や津液を補ったり、血を止めたりする作用があります。
ですから、皮膚の乾燥やドライアイ、めまいや生理不順や貧血、イライラや便秘などに効果があります。
黒胡麻
黒胡麻の帰経は「肝経・腎経」です。
黒胡麻は肝や腎の機能を高め、血や氣を補う作用があります。そして、高い滋養強壮作用があります。
ですから、体の疲労や筋肉の低下、情緒不安や精力減退、足腰のだるさなどに効果的です。
黒糖くるみ
1)クルミを空炒りする
クルミを5分ほど空炒りします。炒ったクルミは器に入れておきます。
2)黒砂糖と水をフライパンに入れて煮る
フライパンに黒砂糖と水を入れて砂糖を溶かしながら、水分を飛ばしていきます。黒砂糖は塊ですと溶かすのが大変なので、粉状の黒砂糖の方が作りやすいと思います。
3)クルミと黒砂糖を混ぜる
全体的に泡が出てきたら、先ほど炒ったクルミを入れて混ぜます。クルミの隙間にも黒砂糖が入るようにしっかり混ぜていきます。
水分がなくなったら、クッキングシートにクルミを取り出して、冷まします。
クルミ
クルミの帰経は「腎経・肺経・大腸経」です。
クルミは腎の働きを強める作用があるので、腰痛や膝のだるさをとったり、脱毛や白髪、耳鳴りや頻尿などに効果的です。
また、肺を温める作用もあるので、咳や喘息にも良いです。
動画
「ほうれん草の胡麻和え」や「黒糖くるみ」の作り方は動画にも載せていますので、詳しくはそちらを見るとわかりやすいと思います。
是非、動画の方もご視聴いただけると嬉しいです。
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