こんにちは。
今回は帰経が心経と小腸経の食べ物とその食材を使った簡単レシピをご紹介します。
帰経(きけい)とは
食べ物には「帰経(きけい)」と言って、食材や生薬が体のどの臓器に作用するかを示すものがあります。
帰経は食材や生薬によって複数あります。
例えば、大豆の帰経は「脾経・胃経・大腸経」、百合根の帰経は「肺経・心経」というようなことです。
食材や生薬が、どの経絡に作用するのかを示すものが「帰経」です!
帰経が心経の食べ物
帰経が小腸経の食べ物
レシピ
おはぎ
1)もち米を洗います
洗い方のコツとしては、一番最初の水はすぐに捨てることです!
なぜなら、米は水を吸い込むのですが、最初の水は汚れが多いのでそれを吸い込んでしまうことになるからです。
ですから、最初に水を入れたら手早くすすぎ洗いして、すぐに水を捨てましょう!
その後は、普通に米をとぐようにもち米をといでいきます。
といだもち米は1時間くらい水につけておきます。
2)小豆を15分ほど茹でます
小豆をしっかり洗ったら、鍋にたっぷりの水を入れて一度茹でます。
10分から15分くらい茹でるのですが、目安としては水の色が茶色になるまで茹でます。
茹でた小豆はざるにあげます。下の写真のように茹でた水が茶色になっているとOKです!
3)次は、ザルにあげた小豆をしっかり煮ていきます。
一度使った鍋はしっかり洗ってから使用してください。
洗った鍋に水を入れ、先ほど茹でた小豆も入れて煮ていきます。
水の量は小豆の3倍くらいにします。でも、煮ている間に灰汁(アク)が出て、結構な量の水を捨てるので、水の量は小豆が顔を出すことなくしっかり浸るくらい入れていれば大丈夫です。
基本的に30分ほど煮ていきますが、時間に関わらず小豆が柔らかくなるまで煮るので、30分以上はかかると思っていてください。
4)灰汁をとる
煮ている間に、たくさんの灰汁が出てきます。その都度、灰汁をとってください。
灰汁をとったり蒸発したりして、水がなくなって小豆が水面から出てきた場合は水を足してください。
5)もち米を炊く
小豆を煮ている間に、もち米を炊いていきます。
1時間くらい水に浸したもち米をザルにあげ、炊飯器のお釜にもち米を入れて、「おこわ」の分量で水を入れ、メニューの「おこわ」で炊いていきます。
メニューに「おこわ」がない場合ですが、この写真から分かるように「おこわ」2合の目盛から目線をを左横にずらしていくと、普通の米の目盛の部分は約1.5合のところに来ています。
ですから、もち米2合に対して、1.5合の目盛に合わせて水を入れ、普通に炊くと良いのではないかと思います。
6)小豆の硬さをチェックする
小豆を30分ほど煮たら、小豆を一粒取り出して硬さをチェックしてみてください。
お箸などで摘んで、簡単に潰れるくらい柔らかくなればOKです。
7)砂糖を入れ、塩を入れる
小豆が柔らかくなったら砂糖を入れます。
砂糖を入れた後は焦げないようにかき混ぜながら水分を飛ばしていきます。
一度、少しでも焦げてしまったら、全てが焦げの味になってしまうので、砂糖を入れた後はその場を離れず、弱火でずっとかき混ぜて、水分を飛ばしてください。
水分が飛び、小豆がもったりとしてきたら、塩を入れてまんべんなく混ぜます。しっかり水分が飛んだらあんこの出来上がりです。
8)おはぎを作ります
皿の上などにラップを広げて、あんこを均等に広げます。
そして、炊いたもち米をのせて、ラップで包んで形を整えて、出来上がりです。
塩
塩の帰経は「胃経、腎経、大腸経、小腸経」です。
塩には解毒作用や血にこもった余分な熱を冷ましてくれる働きがあります。
ですから、歯茎の出血、咽喉痛、吹き出物、肌の痒み、外傷、発熱などに効果があります。
小豆
小豆の帰経は「心経・小腸経」です。
小豆には利水作用と除湿作用があったり、解毒や排膿の作用もあります。
ですから、水腫、腹水、脚気、全身のだるさや手足の冷え、熱を持った腫れや化膿性の痛みなどに効果があります。
動画
おはぎの作り方は動画にも載せていますので、詳しくはそちらを見るとわかりやすいと思います。
おはぎの他にも、「カブの浅漬け」「蓮根のきんぴら」「パンケーキ(失敗作)」の作り方も動画にありますので、是非、ご視聴ください。