ホルモン注射とホットフラッシュと月経随伴性気胸

子宮内膜症について
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momo
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子宮内膜症(チョコレート嚢胞)の手術に至るまでの経緯は下記のブログをご覧ください。

子宮内膜症と診断されるまで〜不吉な木曜日編〜
子宮内膜症(チョコレート嚢胞)と診断されるまで〜病院編〜

今回は手術する前の注射と手術についてお伝えします。

ホルモン注射とホットフラッシュ

手術をする前に3ヶ月ほどホルモン注射をして生理を止めて、卵巣の嚢胞を小さくするとのことでした。
その注射は一本1万円もしました。確か筋肉注射だったので、とても痛かったような気がします。
その注射を打つと、更年期障害のような症状が出るとのことでした。


注射を打つと生理が止まるので、その間は腹痛も起きず、あの激痛に襲われる心配もありませんでした。ただ、更年期障害の代表的な症状であるホットフラッシュが凄かったです。

ホットフラッシュとは上半身ののぼせ・ほてり・発汗・脈拍の増加が起こる症状で、それが数分間持続するものです。ほてりや発汗は顔面から頭部・胸部に広がる人もいれば、顔面だけで終わる人もいます。

ホットフラッシュになる原因としては、卵巣から分泌される女性ホルモンが急激に減ることでホルモンバランスが崩れ、その結果、自律神経(血管・血圧・心拍・皮膚・発汗・体温などを調節)が乱れ、血管の収縮と拡張のコントロールができなるなるために起こると言われています。

私の場合は、ホットフラッシュになる直前、もの凄く嫌な感情がたくさん湧き出してきて、それがマックスになったとたん、急に顔が熱くなって首まで熱くなって汗が出てきて、それが2分か3分くらい続いたと思ったら、スーッと熱が冷めてきて何事もなかったようになりました。それが1日に何度も起こっていました。

ホットフラッシュが来る時はなぜか、この世の嫌な感情を全て集めたんじゃないだろうかというくらい、ものすごい嫌な気持ちになっていました。それはほんの一瞬なのですが、その一瞬のうちに、怒りのような、不安のような、絶望のような、憎しみのような、何もかもが嫌になって死にたくなるような、そんな嫌な感情に襲われ、その直後にホットフラッシュが来ていました。

あの感覚は二度と味わいたくないです。更年期障害のひどい症状の人はきっと同じような体験をしているのではないかと思いました。私には3ヶ月間という期限があったから我慢できましたが、ゴールの見えないあの体験はとてもきついものだろうと思いました。

手術

3ヶ月注射をして様子を見ましたが、結局卵巣は全然小さくなっておらず手術することになりました。それでも開腹はせず、内視鏡による手術だったので安心しました。

手術は全身麻酔で、おへそとその他お腹3箇所に穴を開けての手術でした。手術は午前中に始まり、終わったのは夕方でした。癒着がかなりひどかったようで、虫垂はぼろぼろだったとのことで切ったことを手術後に知らされました。それを聞いて、私の子宮内膜症の症状が虫垂炎に似ていたのは、虫垂にも内膜細胞があって、生理のたびに実際に虫垂炎を起こしていたのではないかと思いました。

手術後は麻酔のせいで時々気持ち悪くなったことはあったのですが、お腹はそれ程痛みもなく、3日後には退院して、一週間後には仕事をしていました。

私は全身麻酔の手術は二度目で、一度目は「がま腫」といって唾液腺が詰まって唾液が溜まってガマガエルみたいに顎の下がふくれてくる病気で手術したことがあるのですが、その時は顔周辺のことだったのでなんの問題もなかったのですが、今回は下半身の手術だったので本当に大変でした。

手術前には浣腸されるし、手術後はしばらく管を入れられたままで自由にトイレに行けなかったり、動けないし、お風呂も入れないし、本当もう二度と下半身のことで入院はしたくないと思いました。

月経随伴性気胸(胸郭子宮内膜症)

手術をして、もうお腹の激痛で悩まされることはなくなりました。ただ、右胸がやはり時々痛みました。この頃には右胸の痛みについてネットで色々と調べて、もしかしたら「月経随伴性気胸」というものではないかと思うようになっていました。

退院して何度か病院に通っていたので、お医者さんに「実は生理の前や生理中に右胸が痛くなる」ということを伝えました、そしたら「それも子宮内膜症のせいかもしれないね。あれだけ癒着がひどかったから、肺にいっててもおかしくないね。」と言っており、気胸かどうかは痛みが出た時にレントゲンを撮ってみないとわからないとのことでしたが、多分、月経随伴性気胸だろうとのことでした。

それを治すにはどうしたらいいのか聞くと、肺のどの部分に内膜細胞があるかを突きとめ、その部分を切除するしかないと言われました。それか、しばらくはピルを飲んで症状を抑えるか・・・と言われました。

私はもう手術は嫌だし、肺を切るなんて絶対に嫌だし、仕方なくピルを飲む選択をしました。しかし、ピルには副作用というものがあるのですよね。ピルについてはまた別のブログでお伝えします。

次回は月経随伴性気胸についてお伝えします。

月経随伴性気胸(胸郭子宮内膜症)〜右胸の痛み〜

こちらも是非、読んでみてください!!

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